1.いのち・医療に関する活動等
お客さまに医療情報をお伝えする活動
健康・医療をテーマとしたセミナーを開催し、健康と医療、備えの大切さについてお客さまの理解を深めていただくことに努めています。
また、認知症・介護、がん、循環器病や先進医療技術などに関するお客さま向け資料を作成し、代理店や社員を通じてお届けしています。
脳卒中プロジェクト
公益社団法人日本脳卒中協会と協同事業契約を結び、全国各地で脳卒中の専門医を講師とする「日本脳卒中協会セミナー」を開催しています。
同協会が定める「脳卒中月間」では、生保課支社での「脳卒中セミナー」開催等により、脳卒中の症状や予防・治療などについて正しい知識の普及・啓発に努めています。
「脳卒中プロジェクト」のロゴについて
三つの輪は(青)市民の皆さま(赤)日本脳卒中協会(緑)三井住友海上あいおい生命の3者をあらわし、互いに交わって、「脳卒中」の啓発活動を高めたいと考えています。また、日本脳卒中協会と三井住友海上あいおい生命が下支えとなり、「澄みきった青空のような、健康的な未来」が来るよう、その願いをロゴに込めました。

Webサイトによる情報提供
各専用Webサイトを通して、最先端の医療に関する情報提供・啓発活動に積極的に取り組んでいます。
スマートフォンアプリの提供
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ココカラダイアリー
カラダの健康を支える3要素「運動・食事・睡眠」をはじめとする10項目の健康データの記録機能とストレス状態のセルフチェック機能により、毎日のココロとカラダの健康づくりをサポートします。
世界の子どもにワクチンを贈る活動に寄付
かけがえのない「いのち」を大切に守り未来に受け継いでいきたいという思いを込めて、当社商品ブランド「&LIFE(アンドライフ)」の新規契約件数に応じた金額をワクチンなどの購入費用として、「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会」へ寄付しています。

認知症の「共生」と「予防」に貢献する活動
認知症に対する正しい知識と理解を持ち、認知症の方やその家族を手助けするため、多くの社員・代理店が認知症サポーター養成講座を受講しています。受講後は認知症サポーターとして、見守り活動などに取り組み、認知症の方にやさしい地域づくりに貢献しています。また、一般社団法人日本認知症予防学会と連携して、地域の認知症予防活動を支援する人財を養成する「認知症予防フレンド養成講座」をオンライン開催し、社員の受講を推進しています。認知症予防フレンド資格者を中心に、認知症予防についてひとりでも多くのお客さまへ正しい知識をお届けする啓発活動に取り組んでいます。

上記以外にも、健康で安心なくらしを支える以下の取組みなどを行っています。
- ご高齢のお客さまへのサービス
- 請求関連書類における対応
2.社会課題の解決に貢献する取組み
日本の子どもの貧困問題の解決に貢献
昨今の社会課題である日本の子どもの貧困問題の解決に寄与し、未来を担う子どもたちが将来への希望を持てる社会づくりに貢献したいと考え、認定NPO法人キッズドアへの寄付をしています。寄付は、経済的に困難な生活環境にある子どもたちへの教育支援に役立てられます。
高齢者の現況調査を通じた社会貢献
ご高齢のお客さまに現況を調査する取組みの中で、お客さまの現況をお伝えいただくハガキの返送枚数に応じて、特定非営利活動法人ブリッジフォースマイルに寄付をしています。
ご高齢のお客さまが社会とのつながりを意識しながら、気軽に支援できる社会貢献活動として取り組んでいます
3.社会の信頼に応える品質に向けた取組み
途上国の課題解決を支援
MS&ADインシュアランス グループは、あらゆる事業活動において環境や社会との相互影響を考慮し行動することを通じて、企業価値の向上を図るとともに、持続可能で強くしなやかな社会づくりに貢献していきます。
当社と三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保、三井住友海上プライマリー生命は、2016年度に世界銀行(国際復興開発銀行)の発行するサステナブル・ディベロップメント・ボンドに投資を行いました。投資した資金は、開発途上国の持続的発展を目的とするプロジェクトへの融資案件に活用されています。
以降当社では、以下の債券投資等を通じて収益性の確保のみならず、持続可能な社会の形成に寄与し、社会貢献事業への支援も果たしています。
発行体等 | 概 要 | |
---|---|---|
2017年度 | アフリカ開発銀行 インダストリアライズ・アフリカ・ボンド |
アフリカを工業化することを目的としたプロジェクトに活用され、融資を受けるプロジェクトは民間セクターを支援し、中小企業(SMEs)の発展の可能性を高めることを企図し、アフリカの持続可能な経済的、社会的発展に資することを目指しています。 |
2018年度 | 独立行政法人国際協力機構 ソーシャルボンド(JICA債) |
開発途上地域の経済・社会の開発、日本および国際経済社会の健全な発展のために活用されています。 なお、JICA債の発行は、2016年12月に日本政府が策定・公表した「持続可能な開発目標(SDGs)実施指針」において、SDGsを達成するための具体的施策の一項目として掲げられています。 |
2019年度 | 独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構 サステナビリティボンド |
アジアで初めて低炭素経済に向けた大規模投資を促進する国際NGOから認証を取得した債券です。調達した資金は鉄道建設プロジェクトや船舶共有建造プロジェクトを通じて国連の持続可能な目標(SDGs)の達成に貢献します。 |
2020年度 | 米州開発銀行 サステナブル・ディベロップメント・ボンド |
新型コロナウイルス感染症に対処する各国をサポートするために発行する債券です。「公衆衛生」「脆弱な立場に置かれた人々のセーフティーネット」「生産性と雇用」「経済的影響の軽減を図るための財政政策」の4つの分野に集中的に融資します。 |
2021年度 | アジア開発銀行 ジェンダー・ボンド |
アジア開発銀行によるジェンダーの平等と女性のリーダーシップ促進に資するプロジェクトを支援するために発行する債券です。国連の定義する17の持続可能な開発目標(SDGs)のうち、目標5(ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る)と整合します。 |
2021年度 | アジア開発銀行 ウォーター・ボンド |
アジア・太平洋地域における様々な水関連事業を支援するために発行する債券です。本債券で調達された資金は、同地域の水の供給、衛生、水資源管理、水関連の災害対策を含む、水と衛生の安全保障ニーズを満たすためのプロジェクトに充当されます。 |
2022年度 | 独立行政法人国際協力機構 ピースビルディングボンド |
本ピースビルディングボンドにより調達された資金は、JICAの実施する有償資金協力事業のうち、紛争・内戦により影響を受けた(受けている)国・地域等の平和と安定や復興に資する事業に充当されます。 |
上記以外にも、以下の取組み等を行っています。
- お客さま第一の業務運営
- お客さまの安心と満足度向上に向けた取組み
- 重要なことをわかりやすくお伝えする取組み
- ユニバーサルデザインへの対応
4.地域貢献活動、社員・代理店の活動
「よこはま動物園ズーラシア」の緑化・花壇整備など
「よこはま動物園ズーラシア」が行う教育普及や市民協働事業に協賛しています。社員による緑化・花壇整備活動を毎年行っていますが、新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、2020年度から活動を中止しています。

社員参加で推進する活動
「地域の清掃活動」「ベルマーク寄贈」「不要品の寄付」「使用済み切手・ペットボトルキャップ回収」など、地域の社会貢献につながる活動を行っています。

ハートポイント制度による寄付
社員の環境保全や社会貢献の活動をポイント化し、ポイント総数に応じてNPO法人などに寄付を行う「ハートポイント制度」を実施しています。
取組みテーマは、いのち・医療に関する活動、スポーツ振興・支援などとしています。
5.スポーツの振興・支援
日本のスポーツの強化・繁栄に貢献することを目的に、スポーツ振興に取り組んでいます。女子サッカー、パラスポーツの選手が在籍し、競技と仕事を両立させ、第一線で活躍しています。
サッカー
WEリーグ(日本女子プロサッカーリーグ)に加盟する「ジェフユナイテッド市原・千葉レディース」を応援しています。また、このチームに所属する選手が当社に在籍し、活躍しています。
今後も当社在籍選手をはじめチームを応援し、日本女子サッカーの発展に貢献していきたいと考えています。
なお、MS&ADインシュアランス グループでは、サッカー日本代表を応援しています。
パラスポーツ
視覚障がい者柔道
当社に在籍する選手が、国内外の大会に出場して活躍しています。
また、全日本視覚障害者柔道大会には、当社社員が応援に参加し、視覚障がい者柔道の普及をサポートしています。

パラクライミング
当社に在籍する選手が、国内外の大会に出場して活躍しています。

パラスポーツの普及・強化支援
NPO法人日本視覚障害者柔道連盟、一般社団法人日本パラ陸上競技連盟の活動に協賛しています。パラスポーツの普及・強化を支援することで、障がいのある方々の社会復帰や生きがいの発見、QOL(生活の質)の向上に役立てると考えています。人権の尊重と公平性の観点を踏まえながら、互いを尊重し、認め合い、良いところを活かすことを目指すDE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)を推進していきます。

6.環境問題への取組み
当社では、MS&ADインシュアランス グループの一員として、以下の環境基本方針のもと、地球環境の保全と改善に向けた取組みを積極的に実施しています。
また、新中期経営計画においても、健康・長寿社会や気候変動等を軸としたサステナビリティ取組を完全定着させ、社会との共通価値を創造(CSV)し、地域社会に貢献していくことを目指しています。
MS&ADインシュアランス グループ環境基本方針
MS&ADインシュアランス グループは「グローバルな保険・金融サービス事業を通じて、安心と安全を提供し、活力ある社会の発展と地球の健やかな未来を支えます」という経営理念(ミッション)に基づき、環境について経営戦略の一環として次の主要課題を定め、行動基準に沿った取り組みを推進します。
環境マネジメントシステムによる継続的な改善に努め、環境関連法規制やMS&ADインシュアランス グループが同意する原則・指針等を遵守します。
主要課題
- 1.
- 気候変動の緩和および気候変動への適応
- 2.
- 持続可能な資源の利用
- 3.
- 環境負荷の低減
- 4.
- 生物多様性の保全
行動基準
- 1.
- 保険・金融サービス事業を通じた取り組み
主要課題に貢献する保険・金融サービスを創出し、社会的課題の解決と企業価値の向上に努めます。
- 2.
- 事業プロセスにおける取り組み
事業プロセスを革新的に見直し、資源・エネルギーの効率的利用を図りつつ、品質向上および業務の改善に努めます。
- 3.
- 環境啓発および保護活動
役職員および地域社会や次世代への環境啓発を通じて、ステークホルダーとともに環境保護活動を推進し、信頼と共感を獲得します。