マルチステークホルダー方針

当社は、MS&ADインシュアランスグループの「グローバルな保険・金融サービス事業を通じて、安心と安全を提供し、活力ある社会の発展と地球の健やかな未来を支えます」という経営理念のもと、健康で安心なくらしを支える生命保険会社として、「お客さまの安心と満足」を活動の原点において事業展開するとともに、株主、お客さま、社員、取引先、債権者、地域社会をはじめとするマルチステークホルダーとの適切な協働に取り組んでまいります。その上で、価値協創や生産性向上によって生み出された収益・成果について、マルチステークホルダーへの適切な分配を行うことが、賃金引上げのモメンタムの維持や経済の持続的発展につながるという観点から、社員への還元や取引先への配慮が重要であることを踏まえ、以下の取組を進めてまいります。

記

  1. 1.従業員への還元
    当社は、社員一人ひとりの多様性を活かしながら、日々の業務の中で「お客さま第一の業務運営」を体現し、また主体的な学びによる成長をサポートする人財育成等を通じて、持続的な成長と生産性向上に取り組み、付加価値の最大化に注力します。成長によって生み出した収益・成果は「賃金決定の大原則」のもと、自社の状況や社会情勢を踏まえた適切な方法による賃金の引き上げを行うとともに、それ以外の総合的な処遇改善としても、社員のエンゲージメント向上や更なる生産性の向上に資するよう、教育訓練等を中心に人的資本の強化に積極的に取り組むことを通じて、社員への持続的な還元を目指します。
    具体的には、全社員の賃金の引き上げについて、経済・物価の動向や、業績などを総合的に勘案しながら取り組むとともに、社員一人ひとりの役割発揮を適切に処遇へ反映するよう公平・公正な評価制度の運営に努めています。教育訓練等については、多様な社員一人ひとりが目指すキャリアの実現に向けて主体的に学び成長していけるよう、キャリア自律を支援する公募制度や体系的なプログラムの導入、階層別研修等を実施しています。また、健全な組織運営の実現や職場の社員一人ひとりの成長を支援できるマネジメント層の育成等に取り組んでいます。これらの取組みにより、人的資本の強化を図り、社員一人ひとりが安心して活き活きと、エンゲージメントを高めながら長きにわたって働き続けることができる企業風土を醸成します。
  2. 2.取引先への配慮
    当社はパートナーシップ構築宣言の内容遵守に、引き続き、取り組んでまいります。
    なお、パートナーシップ構築宣言のポータルサイトへの掲載が取りやめとなった場合、マルチステークホルダー方針の公表を自主的に取り下げます。 また、消費税の免税事業者との取引関係についても、政府が公表する免税業者及びその取引先のインボイス制度への対応に関する考え方等を参照し、適切な関係の構築に取り組んでまいります。

以上

令和7年3月17日

三井住友海上あいおい生命保険株式会社　　
取締役社長　加治　資朗