先進医療ナビ
肺動脈自律神経叢除神経療法
基本情報
- 先進医療技術名
肺動脈自律神経叢除神経療法*
はいどうみゃくじりつしんけいそうじょしんけいりょうほう
- 適応症
肺高血圧症(薬物療法に抵抗性を有する者に限る。)
- 療養内容
肺高血圧症は、心臓から肺に血液を送る肺動脈の血圧が高くなることで、心臓や肺に機能障害をもたらす病気です。治療が難しく、近年、治療薬の進歩により予後は改善しつつありますが、新たな治療法が強く望まれています。
この先進医療は、薬物療法が効かない肺高血圧症の患者さんを対象に、肺動脈の自律神経の集まりを高周波電流で焼灼(しょうしゃく)し、肺動脈の血圧を下げる治療法です。カテーテルを太ももの静脈から挿入し、肺動脈まで到達させて治療を行います。
この先進医療により、薬物療法が効かない肺高血圧症の患者さんの予後の改善が期待されます。
- 療養の分類
レーザー・高周波(ラジオ波)療法
- 部位の分類
循環器系
- ※「*」印が付いている医療技術は、「先進医療B(第3項先進医療)の技術」を表しています。
実施医療機関
| 都道府県 | 医療機関名 | 所在地 | 電話番号 |
|---|---|---|---|
| 大阪府 | 国立循環器病研究センター | 〒564-8565 吹田市岸部新町6-1 | 06-6170-1070 |