先進医療ナビ
抗腫瘍自己リンパ球移入療法
基本情報
- 先進医療技術名
抗腫瘍自己リンパ球移入療法*
こうしゅようじこりんぱきゅういにゅうりょうほう
- 適応症
子宮頸がん(切除が不能と判断されたものまたは術後に再発したものであって、プラチナ製剤に抵抗性を有するものに限る。)
- 療養内容
進行・再発した子宮頸がんは治療が難しく、有効な薬も限られています。がんが進行していて手術による切除ができないと判断された場合や、手術後にがんが再発し、プラチナ製剤という種類の抗がん薬が効かない場合には治療法の選択肢がないため、積極的な治療ができないのが現状です。
この先進医療は、転移病巣などの子宮頸がん組織からリンパ球を採取して体外で大量に培養し、患者さんの体に戻す治療法です。リンパ球は免疫細胞の一種で、がん細胞を攻撃する性質があります。
この先進医療によって、有効な治療法がない進行・再発子宮頸がんの患者さんの延命につながることが期待されます。
- 療養の分類
免疫療法
- 部位の分類
生殖器系
- 悪性腫瘍(がん)の分類
女性生殖器のがん
- ※「*」印が付いている医療技術は、「先進医療B(第3項先進医療)の技術」を表しています。
実施医療機関
| 都道府県 | 医療機関名 | 所在地 | 電話番号 |
|---|---|---|---|
| 東京都 | 慶應義塾大学病院 | 〒160-8582 新宿区信濃町35 | 03-3353-1211 |