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先進医療は、高額になるの? ― 先進医療にかかわる費用は全額自己負担です

 先進医療を受けたときの費用は次のように取り扱われ、患者さんは一般の保険診療の場合と比べ、多くの金額を自己負担することになります。

(1) 先進医療にかかわる費用は患者さんが全額自己負担することになります
先進医療にかかわる費用は、医療技術の種類や医療機関によって異なります。
(2) 先進医療にかかわる費用以外の、通常の治療と共通する部分(診察・検査・投薬・入院等)の費用は、 一般の保険診療と同様に扱われます
一般の保険診療と共通する部分は保険給付され、 公的医療保険制度における一部負担金を支払います。
先進医療にかかわる費用の部分は、高額療養費制度が適用されません。公的医療保険が適用される検査や治療を受けた場合、1か月ごとの医療費の自己負担には限度額が設けられており、その限度額を超えた額が「高額療養費」として支給されます。自己負担限度額は、所得に応じた区分によって計算されます

図:1か月の総医療費が100万円、うち先進医療にかかわる費用が20万円だったケース

具体的には、これぐらいの金額になります
主な先進医療の1件あたりの費用(各先進医療について、先進医療部分にかかわる費用の年間総金額を年間実施件数で割った数値)
技 術 名

先進医療の
1件あたりの費用

平均
入院期間

重粒子線治療※1
(肺・縦隔腫瘍、消化管腫瘍、肝胆膵腫瘍、泌尿器腫瘍、乳腺・婦人科腫瘍または転移性腫瘍(いずれも根治的な治療法が可能なものに限る。))

3,162,781円 5.3日

陽子線治療※2
(頭頚部腫瘍(脳腫瘍を含む。)、肺・縦隔腫瘍、消化管腫瘍、肝胆膵腫瘍、泌尿器腫瘍、乳腺・婦人科腫瘍または転移性腫瘍(いずれも根治的な治療法が可能なものに限る。))

2,692,988円 14.9日
内視鏡的胃局所切除術
(胃粘膜下腫瘍(長径が1.1cm以上であり、かつ、3cm以下のものに限る。))
200,600円 9.2日
※1: 大型の肝細胞がん、肝内胆管がん、局所進行膵がんまたは大腸がん術後・局所再発にかかるもので、外科手術で切除不能のものは2022年4月より保険診療となりました。
※2: 大型の肝細胞がん、肝内胆管がん、局所進行膵がん、大腸がん術後・局所再発または局所進行子宮頸部腺がんにかかるもので、外科手術で切除不能のものは2022年4月より保険診療となりました。

第117回先進医療会議資料 「令和4年度実績報告(令和3年7月1日〜令和4年6月30日)」をもとに三井住友海上あいおい生命が試算

2023-A-0971(2023.12.8)
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