三井住友海上あいおい生命
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基本情報
先進医療技術名

131I−MIBGを用いた内照射療法 *
(ひゃくさんじゅういちあい-えむあいびーじーをもちいたないしょうしゃりょうほう)

適応症

神経芽腫(しんけいがしゅ)(COGリスク分類またはINRG治療前分類で高リスク群と診断されるものであって、化学療法および造血幹細胞移植が行われる予定のものに限る。)

療養内容

神経芽腫は交感神経のもとになる細胞から起こります。交感神経節や、左右の腎臓の上部に位置する副腎というところ、すなわち体の背中側から発生するとみられています。子どもにできる固形の腫瘍では脳腫瘍に次いで多いとされ、診断されるのは0歳児が最も多く、続いて3歳前後、10歳以降は非常にまれ、といわれています。
このなかでも高リスク群では薬物療法や外科手術、自家末梢血幹細胞移植、そして体外からの放射線照射といった治療が行われていますが、まだあまりよい結果が出ていないのが現状です。自家末梢血幹細胞移植とは、自分の血液から、血液のもとになる造血幹細胞を取り出した後、大量の抗がん薬で神経芽腫を治療し、その後、取り出しておいた造血幹細胞を移植する治療法です。大量の抗がん薬で血液を作る機能まで破壊されるのを防ぐために、いったん造血幹細胞を取り出すわけです。
この先進医療は、高リスク群と診断された神経芽腫の患者さんに、放射性ヨウ素(I)131を標識としたメタヨードベンジルグアニジン(MIBG)という薬剤を静脈注射して、神経芽腫を含むがんの内部で放射線を照射する療法です。体内を循環する131I−MIBGはがん細胞に集積してベータ線を放出し、がんを死滅させる効果を発揮します。この薬剤の投与後には、大量の薬物療法などを実施して、がんを死滅させる効果を高め、放射線被ばくに伴う症状への対応を図ります。
131I−MIBGは、体内のすべての腫瘍細胞に効果的に取り込まれ、がんの部位にかかわらず死滅させる可能性があります。そのうえ抗がん薬と比較して副作用は軽微といわれ、患者さんの負担が軽減されて、QOL(生活の質)を低下させることなく治療を受けることができます。このような内照射療法により、がんが縮小することや生存率の向上といった治療効果の向上が期待されます。

療養の分類

放射線療法

部位の分類 神経系
悪性腫瘍(がん)の分類 小児のがん


実施医療機関
 
都道府県 医療機関名 所在地 電話番号
石川県   国立大学法人金沢大学附属病院 〒920-8641
金沢市宝町13-1
076-265-2000
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