三井住友海上あいおい生命
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基本情報
先進医療技術名

自家嗅粘膜移植による脊髄再生治療 *
(じかきゅうねんまくいしょくによるせきずいさいせいちりょう)

適応症

胸髄損傷(損傷後十二月以上経過してもなお下肢が完全な運動麻痺(米国脊髄損傷協会によるAISがAである患者に係るものに限る。)を呈するものに限る。)

療養内容

脊髄損傷は、歩けなくなるなどの運動、および知覚のまひや、排尿・排便が難しくなるといった、重い神経機能の損失をもたらします。しかも、両脚が完全にまひして長い期間が過ぎた、慢性期の脊髄損傷の患者さんに対する安全で有効な治療法はまだないのが現状です。
この先進医療は、患者さん自身の嗅粘膜を鼻の奥から取り出し、脊髄の損傷部位に移植し、神経を再生させて、まひの改善、すなわち歩けるようになることなどを目指すものです。対象となるのは、両脚が完全にまひした慢性期の胸髄(脊髄の一部、首のすぐ下)損傷の患者さんです。AIS(アメリカ脊髄損傷協会機能障害尺度)という、機能障害の程度をあらわす指標が最も重度であるAの患者さんのことです。
通常、神経は一度損傷を受けると、再生は極めて難しいとされています。これに対して、においを感じる嗅神経が分布する嗅粘膜は、例外的に神経の再生が終生行われていることを利用して、機能回復を目指します。この治療法はポルトガルの医師が開発し、回復効果が認められたことを報告しています。
手術は全身麻酔で行い、まず患者さんの背中の真ん中を切開して、脊髄の損傷部位が外から見えるようにします。顕微鏡を使って損傷部位の変質した組織を切除してきれいにします。次いで、内視鏡を使って嗅粘膜を取り出し、細かく切ってから、脊髄の損傷部位に移植します。移植の後、少なくとも1年間は週35時間程度のリハビリテーションを行います。
脊髄損傷により歩けなかった患者さんが、この先進医療により、歩けるようになったり、現在の日常生活動作が改善することが期待されます。

療養の分類

再生医療

部位の分類 神経系


実施医療機関
 
都道府県 医療機関名 所在地 電話番号
大阪府 大阪大学医学部附属病院 〒565-0871
吹田市山田丘2-15
06-6879-5111
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