三井住友海上あいおい生命
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基本情報
先進医療技術名

プローブ型共焦点レーザー顕微内視鏡による胃上皮性病変の診断 *
(ぷろーぶがたきょうしょうてんれーざーけんびないしきょうによるいじょうひせいびょうへんのしんだん)

適応症

胃上皮性病変

療養内容

超音波検査で腹部などに接触させる器具をプローブと言います。プローブ型共焦点レーザー顕微内視鏡(pCLE)では、専用のプローブを消化管内視鏡スコープの先端につけ、口から胃まで入れて胃粘膜の表面(上皮)に接触させて病変の診断を行います。
この先進医療ではフルオレセインという造影剤(ぞうえいざい)を静脈注射したうえで、pCLEにより胃上皮を観察します。一般的な拡大内視鏡の倍率は100倍程度ですが、pCLEはプローブを病変部に接触させることで1,000倍の拡大組織像を観察できるようになります。高い拡大率により、病変組織の一部を採取して顕微鏡で観察する組織診、いわゆる生検並みの検査が可能になります。
適応となるのは、胃上皮の病変であり、内視鏡検査で早期胃がんと診断または疑われるケース、あるいは早期胃がんで内視鏡治療を受けて40週以上経過しているケースです。
これまで早期胃がんを内視鏡治療で切除するときには、切除すべき範囲の決定は生検の病理診断による場合があり、生検が複数回必要になることもありました。この先進医療による画像診断で病変組織を高精度で観察できれば、生検の実施数を減らすことが可能になります。生検のためには腹部に細い針をさすことになりますが、これが不要となって、患者さんの体への負担を軽減し、生検のための病理検体を減らして医療経済的にもメリットがあると考えられます。
また、病変組織が悪性か良性かをリアルタイムに診断できることで、切除すべき範囲の診断が時間的にも経済的にも最適化されることが期待されます。

療養の分類

検査・診断・評価

部位の分類

消化器系

悪性腫瘍(がん)の分類

消化器系のがん



実施医療機関
 
都道府県 医療機関名 所在地 電話番号
埼玉県 埼玉医科大学国際医療センター 〒350-1298
日高市山根1397-1
042-984-4111
千葉県 国立研究開発法人
国立がん研究センター東病院
〒277-8577
柏市柏の葉6-5-1
04-7133-1111
東京都 国立研究開発法人
国立がん研究センター中央病院
〒104-0045
中央区築地5-1-1
03-3542-2511
  東京慈恵会医科大学附属病院 〒105-8471
港区西新橋3-19-18
03-3433-1111
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