三井住友海上あいおい生命
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基本情報
先進医療技術名

骨髄由来間葉系細胞による顎骨再生療法 *
(こつずいゆらいかんようけいさいぼうによるがくこつさいせいりょうほう)

適応症

腫瘍、顎骨骨髄炎、外傷等の疾患による広範囲の顎骨または歯槽骨欠損(上顎にあっては連続した三分の一顎程度以上の顎骨欠損または上顎洞もしくは鼻腔への交通が認められる顎骨欠損に限り、下顎にあっては連続した三分の一顎程度以上の歯槽骨欠損または下顎区域切除以上の顎骨欠損に限り、歯槽骨欠損にあっては歯周疾患および加齢による骨吸収を除く。)

療養内容

腫瘍の摘出手術やけがなどにより、広範囲にわたって顎の骨を失うと、噛んだり飲み込んだりする力が低下してしまいます。歯科インプラント(人工歯根)の埋入、義歯やブリッジの装着などによって噛み合わせを回復する治療を行いますが、広範囲にわたって顎の骨を失った場合には、まず、腸骨など体の他の部位の骨や人工骨の移植によって顎の骨の造成を行う必要があります。しかし、腸骨などの採取には手術が必要で体に負担がかかりますし、移植した骨が吸収され、一部が消失してしまうことがあります。一方、人工骨の移植は骨化に時間がかかり、感染症の心配もあります。
この先進医療は、患者さんの骨髄由来間葉系細胞を用いて、顎の骨を再生するものです。間葉系細胞は骨細胞に変化する能力のある細胞で、腰から注射で骨髄液を採取して間葉系細胞を培養し、患部に移植することで、失った顎の骨の再生が期待できます。患者さんの体にかかる負担が軽い方法で顎の骨が再生し、歯科インプラントの埋入などが可能になれば、噛んだり飲み込んだりする力の改善につながり、患者さんのQOL(生活の質)の向上が期待されます。

療養の分類 再生医療
部位の分類 歯科・口腔(外科)系


実施医療機関
 
都道府県 医療機関名 所在地 電話番号
愛知県 名古屋大学医学部附属病院 〒466-8560
名古屋市昭和区鶴舞町65
052-741-2111
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