三井住友海上あいおい生命
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基本情報
先進医療技術名

LDLアフェレシス療法 *
(えるでぃーえるあふぇれしすりょうほう)

適応症

閉塞性動脈硬化症(薬物療法に抵抗性を有するものであり、かつ、血行再建術および血管内治療が困難なものであって、フォンタン分類IIB度以上のものに限る。)

療養内容 閉塞性動脈硬化症は、主に脚の動脈硬化が進行し、血管が狭くなったり詰まったりして血流量が不足する病気です。脚の冷えやしびれ、歩行障害、安静時の痛みなどが起こり、重症の場合は脚に潰瘍や壊疽(えそ)が生じ、切断に至る恐れがあります。
閉塞性動脈硬化症の主な治療法は、血流を改善する薬などを用いた薬物療法や、バイパス手術などによる血行再建術、カテーテルを用いて血管を広げる血管内治療などです。しかし、薬物療法では十分な効果が得られないケースもあり、血管の狭窄部位が広範囲にわたっていたり、血管が完全に詰まっている場合は、血行再建術や血管内治療を行うのは困難です。
この先進医療で用いるLDLアフェレシス療法とは、血液浄化装置を用いて、患者さんの血液からLDLコレステロールを除去する治療法です。LDLコレステロールは悪玉コレステロールとも呼ばれ、血液中に増え過ぎると動脈硬化を進行させます。高コレステロール血症を伴う閉塞性動脈硬化症の場合は公的医療保険が適用されますが、この先進医療の対象となるのは、コレステロール値が正常な患者さんです。
これまでの研究から、コレステロール値が正常であっても、LDLアフェレシス療法によって動脈硬化の悪化が抑えられ、閉塞性動脈硬化症の症状改善が期待できることが示唆されています。薬物療法で効果が見られず、血行再建術や血管内治療も困難な患者さんの新たな治療法となり、脚の切断を回避するなどQOL(生活の質)の改善に結びつくことが期待されます。
療養の分類 その他(血液浄化療法)
部位の分類 循環器系


実施医療機関
 
都道府県 医療機関名 所在地 電話番号
神奈川県 横浜市立大学附属病院 〒236-0004
横浜市金沢区福浦3-9
045-787-2800
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