 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
血中循環腫瘍DNAを用いた微小遺残病変量の測定
(けっちゅうじゅんかんしゅようでぃーえぬえーをもちいたびしょういざんびょうへんりょうのそくてい) |
 |
 |
切除が可能な食道扁平上皮がん |
 |
 |
現在、切除が可能な食道がんに対して、手術後は経過観察のみ行うのが標準治療ですが、有効な抗がん薬が存在することから、再発予防の術後化学療法を標準治療とするかどうかが検討されています。しかし、化学療法は、栄養状態やQOL(生活の質)の低下につながる可能性があり、再発リスクを適切に判断する必要がある一方で、そのための検査方法がまだ確立されていません。適切に再発リスクを判断することができれば、より負担の少ない経過観察計画の作成にも役立ちます。
この先進医療は、手術や生検で取り出した患者さんのがん組織や血液を使って、血液中に存在するがん由来のDNA「血中循環腫瘍DNA」を測定する検査です。このDNAはごく微量なため、まず、がん組織の145遺伝子の変異を調べ、さらに血液中の77遺伝子の変異を調べて照合することで評価します。
適応症は、粘膜の扁平上皮に発生する扁平上皮がんというタイプの食道がんのうち切除が可能なものです。
この先進医療を、手術後の適切な治療法や経過観察のための検査スケジュール作成の判断材料の1つにすることで、再発せずに生存できる割合が高まることが期待されます。 |
 |
 |
検査・診断・評価 |
 |
 |
消化器系 |
 |
 |
消化器系のがん |
|
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
|
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
東京都 |
|
慶應義塾大学病院 |
 |
〒160-8582
新宿区信濃町35 |
 |
03-3353-1211 |
 |
|
 |
 |
 |
 |
|
|