三井住友海上あいおい生命
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基本情報
先進医療技術名

末梢血単核球移植による血管再生治療
(まっしょうけつたんかくきゅういしょくによるけっかんさいせいちりょう)

適応症

慢性閉塞性動脈硬化症またはバージャー病(従来の内科的治療および外科的治療が無効であるものに限り、三年以内に悪性新生物の既往歴を有する者または未治療の糖尿病性網膜症である者に係るものを除く。)

療養内容 この医療技術は、慢性閉塞性動脈硬化症などの末梢血管障害のある患者さんの手足に対して、末梢血単核球を局所注射することによって、末梢血管の再生を図るものです。
慢性閉塞性動脈硬化症とは、腹部大動脈および下肢動脈の動脈硬化により、血流が悪くなり、血管障害がおきた状態をいいます。とくに下肢(足・脚)への血流が悪くなるため、閉塞性動脈硬化症の早期では足先の冷感やしびれ、歩行中の痛みなどがおこり、しだいに症状が進み慢性期になると歩行困難になることもあります。さらに進み足先に壊疽(組織の一部が死んだ状態)を招くこともあり、下肢切断を余儀なくされることもあります。
バージャー病は閉塞性血栓血管炎とも呼ばれ、手足の末梢動脈(とくに下肢)が詰まって炎症がおきる疾患です。原因は不明ですが、喫煙者に多いことが明らかになっています。
白血球、赤血球、血小板などを生み出す細胞を造血幹細胞といい、成人では主に骨髄に存在していますが、血管内を循環している血液(末梢血)の中にも存在し、これをとくに末梢血幹細胞といいます。
血管になる前の血管内皮前駆細胞(EPC)を含む単核球は、主に骨髄に存在しますが、末梢血にも存在します。これを末梢血単核球といいます。
療養の分類 血管新生療法または血管再生療法
部位の分類 循環器系


実施医療機関
 

 確認日現在において、当該医療技術について実施している医療機関、あるいは掲載を希望する医療機関はありません。最新情報については、 厚生労働省ホームページによりご確認ください。

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