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	腹腔鏡下膀胱尿管逆流防止術 (ふくくうきょうかぼうこうにょうかんぎゃくりゅうぼうしじゅつ)

	膀胱尿管逆流症（国際分類グレードVの高度逆流症を除く。）

	膀胱尿管逆流症に対する腹腔鏡下膀胱尿管逆流防止術は泌尿器科領域で用いられる技術です。膀胱尿管逆流症とは、膀胱にたまった尿が尿管 (膀胱と腎臓をつなぐ管) 、そして腎臓へ逆流することをいいます。膀胱尿管逆流症は、尿路感染症として発見されることが多く、小児に多い疾患です。通常は、尿管が膀胱筋層内に斜めに通っており、膀胱筋層と尿管の接する距離が長いのですが、膀胱尿管逆流症では短くなっており、これが逆流の原因となっています。一般的には、下腹部を切開して（開腹手術によって）膀胱筋層の中を通る尿管を長くする処置を行います。この技術は、腹腔鏡を用いて、尿管を膀胱筋層内に長く埋め込んで逆流を防止する処置を膀胱外から行います。開腹手術に比べ、侵襲性（患者さんの負担）が小さく、術後の刺激症状を抑えることができることが利点です。

	外科療法（内視鏡下手術）／その他（泌尿器科治療）

	泌尿器系