家族性アルツハイマー病の遺伝子診断
(かぞくせいあるつはいまーびょうのいでんししんだん)
家族性アルツハイマー病
家族性アルツハイマー病の遺伝子診断は、内科、精神科または神経内科領域で用いられる技術です。
アルツハイマー病とは、脳を構成している神経細胞が通常の老化よりも早いスピードで減ってしまうことによって、正常な働きを徐々に失っていき、認知症になっていく疾患をいいます。原因の全容はまだわかっていませんが、遺伝的な要因に加えて生活環境の影響が重なり、発病すると考えられています。
比較的早く発症することが多い家族性アルツハイマー病の原因として特定されている3つの遺伝子について、患者さんの血液からDNAを抽出して分析を行い、遺伝的背景によりタイプ分けをします。この正確な診断によって、現状における正しい治療の選択と予後の推定が可能になり、将来に向けた療養方針やリハビリ計画を患者さんやご家族に示すことができます。
検査・診断・評価
細胞・組織・血液・リンパ球
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