進行・再発した子宮頸がんは治療が難しく、有効な薬も限られています。がんが進行していて手術による切除ができないと判断された場合や、手術後にがんが再発し、プラチナ製剤という種類の抗がん薬が効かない場合には治療法の選択肢がないため、積極的な治療ができないのが現状です。
この先進医療は、転移病巣などの子宮頸がん組織からリンパ球を採取して体外で大量に培養し、患者さんの体に戻す治療法です。リンパ球は免疫細胞の一種で、がん細胞を攻撃する性質があります。
この先進医療によって、有効な治療法がない進行・再発子宮頸がんの患者さんの延命につながることが期待されます。 |