三井住友海上あいおい生命
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基本情報
先進医療技術名

シクロホスファミド静脈内投与療法 *
(しくろほすふぁみどじょうみゃくないとうよりょうほう)

適応症

成人T細胞白血病(末梢血幹細胞の非血縁者間移植が行われたものに限る。)

療養内容

成人T細胞白血病は、ヒトT細胞白血病ウイルスI型(HTLV−I)の感染が原因で発症する血液のがんです。この病気の治療法の一つが、血液のもとになる末梢血幹細胞を移植する方法です。
非血縁者間での末梢血幹細胞移植では、ドナー(提供者)のリンパ球が患者さんの臓器を「異物」として攻撃する合併症(移植片対宿主病;いしょくへんたいしゅくしゅびょう)のリスクが血縁者間の末梢血幹細胞移植よりも高まることが知られています。
血縁者間の末梢血幹細胞移植においては、HLA(ヒト白血球抗原)の型が父方か母方のいずれかしか合ってない半合致の場合、合併症のリスクは非血縁者間での移植よりも高くなるものの、移植後に抗がん薬のシクロホスファミドを免疫抑制薬として投与することにより、合併症リスクのコントロールが可能になります。
この先進医療は、末梢血幹細胞移植後にシクロホスファミドを静脈内に投与する治療法です。適応となるのは、非血縁者から末梢血幹細胞の提供を受け、移植した成人T細胞白血病の患者さんです。
非血縁者からの移植であっても、移植後の合併症が抑えられ移植治療の安全性が高まることや抗腫瘍効果も期待されます。

療養の分類

移植医療

部位の分類

細胞・組織・血液・リンパ球

悪性腫瘍(がん)の分類

血液・リンパのがん



実施医療機関
 
都道府県 医療機関名 所在地 電話番号
東京都 国立研究開発法人
国立がん研究センター中央病院
〒104-0045
中央区築地5-1-1
03-3542-2511
大阪府 地方独立行政法人大阪府立病院機構
大阪国際がんセンター
〒541-8567
大阪市中央区大手前3-1-69
06-6945-1181
福岡県 九州大学病院 〒812-8582
福岡市東区馬出3-1-1
092-641-1151
  独立行政法人国立病院機構
九州がんセンター
〒811-1395
福岡市南区野多目3-1-1
092-541-3231
鹿児島県 今村総合病院 〒890-0064
鹿児島市鴨池新町11-23
099-251-2221
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